インスタントコーヒーはまずいって本当?その理由と美味しく飲む方法

インスタントコーヒーはまずい?

この記事では「インスタントコーヒーは本当にまずいのか?」その疑問にお答えします

インスタントコーヒーはまずいっていう意見をよく見聞きしますが本当にそうなのでしょうか?

コーヒーに限らず、「まずい・おいしい」といった味に対する評価は個人的な主観が入るため判断が難しいところがあります。

そこで他の方がどう思っているのか確かめるために実際に50名の方にアンケート調査を行い、集計・分析してみました。

【アンケート調査の一部】

この記事を読んでわかること
  • インスタントコーヒーは本当にまずいのか?
  • まずいとしたらその理由は何?
  • インスタントコーヒーを美味しく飲む方法
  • インスタントコーヒーの意外な使い道

この記事を読むことでインスタントコーヒーの味に関する色々な意見を知ることができます。

ひろっぴー
ひろっぴー

アンケートの結果を元に、客観的なデータと役立つ情報をお伝えします。

インスタントコーヒーが「まずい」と答えた人は全体の38%

アンケート調査の結論からお伝えすると、インスタントコーヒーは「美味しくない」と答えた方は50人中19人(38%)でした

インスタントコーヒーは美味しいと思いますか?
  • 美味しい 31人(62%)
  • 美味しくない 19人(38%)

約4割の方が「美味しくない」と答えています

逆にいうと、6割の方は「美味しい」と答えていることになります。

個人的には半々くらいで分かれると思っていましたが、美味しいと答える人が多いという結果になりました。

ですが、約4割の方は美味しくない(まずい)と感じているのも事実。

なぜ、そう感じているのか理由をリサーチしてみました。

インスタントコーヒーが美味しくないと感じる理由

インスタントコーヒーを美味しくないと回答した方の理由を分析すると上記のような結果になりました。

「美味しくない」と答えた方の理由
  • 香りがない 5名(26%)
  • 風味がない 4名(21%)
  • コクがない 2名(11%)
  • ダマになりやすく粉っぽい 2名(11%)
  • 豆を挽いたコーヒーの方が美味しいから 2名(11%)
  • 酸化している 1名(5%)
  • 苦みが強すぎる 1名(5%)
  • 香りと風味が両方ない 1名(5%)
  • 缶コーヒーの方が美味しいから 1名(5%)

香りや風味が乏しいので、美味しくないという意見が目立ちました

また、酸味や苦みが強すぎるといった意見も。

缶コーヒーの方が好きだからという方もいました(>_<)

手軽に飲めるところがインスタントコーヒーの良いところですが、味や香りの面から考えると、やはり喫茶店で飲むような豆を挽いて丁寧に淹れたコーヒーと比べると味は落ちると感じます

ですが、それはある意味当然なんです。

なぜなら以下の2つの理由があるからです。

インスタントコーヒーが美味しくないと言われる理由
  • インスタントコーヒーの製法
  • 豆の品質

2つの理由について詳しく解説します。

インスタントコーヒーの製法は香りや風味を失ってしまう

インスタントコーヒーは簡単に言うと濃縮したコーヒー液を乾燥させて水分をとばしたものです。

つまり一度抽出したコーヒーをカラカラに乾かして保存できるような状態にし、商品化しています

お湯をかけることで再度コーヒーとなるわけですが、どうしても最初に抽出したコーヒーの状態よりも香りや風味は失われてしまいます。

インスタントコーヒーはロブスタ種を使っている

一口にコーヒー豆といっても、大きく分けて2つの種類があります。

  • アラビカ種
  • ロブスタ種

インスタントコーヒーには主にロブスタ種が使われています

特徴は病害虫や環境の変化に強く、たくさん収穫できること。

よって、インスタントコーヒーや缶コーヒーなど大量生産するさいに使用される品質です。

一方、喫茶店やコーヒー専門店で扱っているのはほぼアラビカ種です。

アラビカ種はロブスタ種よりも育てるのが難しく、その分価値も高いとされています。

一般的に美味しいコーヒーと言われているのはアラビカ種を使ったものです。

ひろっぴー
ひろっぴー

有名なコーヒーだと、ブルーマウンテンなどがあります。

このように、コーヒー豆の品質で比較しても、ロブスタ種を使用しているインスタントコーヒーは味や香りで劣っている面があります。

ロブスタ種=まずいではありません。

ロブスタ種だからまずいというわけではなく、一般的に評価が高いコーヒーはほとんどアラビカ種が使われており、比較するとやや劣るという事実をお伝えしています。

インスタントコーヒーが美味しくないと言われる理由はおわかりいただけたかと思います。

ですが、簡単にサッと飲めることがインスタントコーヒーの良いところ。

そこで少しでも美味しくなるような5つの方法を次にご紹介します。

インスタントコーヒーをおいしく飲むための5つの対処法

インスタントコーヒーを美味しくする方法は以下の5つです。

インスタントコーヒーを美味しくする5つの方法
  • ミルクを入れてカフェオレにする
  • 砂糖を入れて苦みを調整する
  • 少し水に溶いてからお湯を注ぐ
  • 沸騰したお湯をすぐに使わない
  • 密閉して常温保存(湿度・直射日光を避ける)

おいしくなる理由がそれぞれにありますので、一つ一つ解説していきます。

ミルクを入れてカフェオレにする

ミルクを入れることで、味がまろやかになり飲みやすくなります。

インスタントコーヒーの苦みや酸味をおさえたい方におすすめです

コーヒーにミルクを入れるとカフェオレになります。

一般的にはポーションミルクと呼ばれる小さいプラスティックにはいったものがミルクとイメージしてもらえれば分かりやすいかと思います。

もしなければ、牛乳でもミルクの代用は可能です。

ひろっぴー
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おいしいカフェオレを作るポイントはインスタントコーヒーを少し濃く淹れること!ミルクを入れて濃度が薄くなるのを防ぐ効果があり、コーヒーの風味を残した状態でまろやかに仕上がります

砂糖を入れて苦みを調整する

砂糖を入れることで苦みを和らげることができます。

甘くなるのでインスタントコーヒーの苦みが嫌だという方におすすめです

コーヒーは世界中で飲まれていますが、70%~80%の方が砂糖を入れて飲んでいるというデータもあります。

それだけ一般的な方法の一つだと言えます。

おすすめの砂糖
  • グラニュー糖
  • コーヒーシュガー
  • 角砂糖

これらの砂糖はすっきりとした味わいでコーヒーに溶けやすい特徴があります。

一方で、黒砂糖やブラウンシュガーなどはクセが強くあまりコーヒー用の砂糖として適していません

水で粉を少し溶いてからお湯を入れる

インスタントコーヒーにお湯を注ぐ前に、少しお水でコーヒー粉を溶かしていれると美味しくなります

コーヒーの粉にはデンプンが含まれており、いきなりお湯を注ぐとそのデンプンが固まってしまい風味や香りを引き出せなくなります。

それを防ぐために少量の水でコーヒーを溶かしておくと良いわけです。

具体的な手順は以下の通りです。

大さじ一杯ほどの水を入れる
コーヒー粉がある程度溶けるまで混ぜる
お湯をゆっくりと注いで完成

ちょっとした事ですけど、風味が良くなります(^^)

ぜひ一度試してみてください。

沸騰したお湯をすぐに使わない

ケトルなどで沸騰させたお湯をすぐにインスタントコーヒーに注がないようにしましょう。

なぜなら、お湯の温度が高すぎるとコーヒーの苦みが強く出る傾向にあるからです

沸騰したばかりのお湯は当然ながら100℃近くあります。

しばらく置いて冷ましましょう。

具体的には1分ほど置くと90℃程度に下がります。

コーヒーをいれる際の適切な温度は85~90℃だと言われているので、ちょうど良い温度になります。

ひろっぴー
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ゆっくりお湯を注ぐことも重要です。3回に分けて少しずついれましょう。

密閉して常温保存する(湿度・直射日光を避ける)

最後にインスタントコーヒーの保存方法についてお伝えします。

インスタントコーヒーは少量でたくさん作れるのが特徴です。

そのため、長い期間保存することができます。

ですが、時間がたったコーヒーはハッキリ言って「まずい」です(;^ω^)

その原因は「コーヒーが酸化」するからです。

長い時間空気に触れたコーヒーは徐々に酸化し、嫌な酸味を残すようになります。

時間が経てばたつほど味の劣化は進みます。

よって、コーヒーの味を損なわないようにするためには「酸化」を防ぐ必要があるわけです。

酸化を防ぐためには以下の3つのポイントを押さえておきましょう。

コーヒーの酸化を防ぐ2つのポイント
  1. 直接日光が当たらない場所に保管する
  2. 湿度の低い場所に保管する
  3. コーヒーをなるべく密封する

具体的にどうすればいいのかというと容器と保存場所を変えればOKです。

例えば、私はこのような金属の容器に入れて冷凍庫で保管しています。

フタをして密閉することで外の酸素と触れないようにします

また、冷凍庫に保管することで、湿気と日光をさけることができます

これらの条件を満たすことで、傷んでくるスピードが違ってきます。

おいしくなる方法というよりは酸化してまずくならない為の工夫といえますね。

ひろっぴー
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とはいえ、コーヒーはできるだけ早く飲むようにしましょう。

今回紹介した保管方法にも限界がありますので…

以上、5つの方法をご紹介しました。

ちょっとした事ですが、毎日飲むインスタントコーヒーが少しでも美味しくなるような方法ですので一度お試しください(>_<)

どうしてもインスタントコーヒーが美味しくない!別の使い道5選

インスタントコーヒー 別の使い道

インスタントコーヒーが美味しくなる方法をご紹介しましたが、それでも「ちょっと飲めない」と感じてしまうかもしれません。

そのような時は無理に飲まずに別の使い方を試してみてはどうでしょうか。

実はインスタントコーヒーは飲む以外にも色々な使い道があります。

インスタントコーヒーの使い道
  • 料理
  • 芳香剤・除湿剤
  • 油汚れを落とす
  • コーヒー風呂
  • 染物

一つ一つ解説していきます。

料理

Q:なぜ料理に使えるの?
料理にコクを出すことができるから
Q:例えばどんな料理に使える?
カレーやシチューなどの煮込み料理・お肉料理の隠し味・お菓子など

煮込み料理に使うとコーヒーの味やにおいは残らないため、コクだけを出したい時にぜひ使ってみてください!

お肉料理では、肉の臭みをやらわげる効果があります。インスタントコーヒーに牛肉や豚肉を浸してから調理すると良いでしょう。

焼く場合は表面にコーヒーを少しかけることで香ばしさが増して美味しくなります!

コーヒーの風味が欲しいお菓子にも使えます!マフィンやクッキーが相性抜群です。

ひろっぴー
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個人的にはコーヒーゼリーもおすすめです!

芳香剤・除湿剤

Q:なぜ効果があるの?
コーヒーの粉からでるコーヒーの香りによる芳香効果と乾燥しているコーヒー粉は湿気を吸収してくれるから
Q:例えばどのように使う?
生ごみを入れる三角コーナー、ゴミ箱、冷蔵庫、靴箱、トイレなどにおいが気になるところにパックに入れて置く

他には、生魚を扱ったときの嫌なにおいも石鹸と一緒にコーヒーを使って洗うとにおいが取れます。

コーヒーは湿気が多いところに置くとカビが生えるので1ヶ月に一回程度で交換しましょう。

油汚れに効果的

Q:なぜ油汚れに効果があるの?
コーヒーは酸性であるため、アルカリ性の油を分解する効果が期待できる
Q:例えばどのように使う?
しつこい油汚れがついている食器などを洗うとき など

インスタントコーヒーの粉を食器用洗剤に少し混ぜることで食器や調理器具についた油汚れが落ちやすくなります。

コーヒー風呂

Q:なぜコーヒー風呂が良いの?
コーヒーに含まれているクロロゲン酸というポリフェノールの一種が含まれているから
Q:どのような効果が期待できる?
クロロゲン酸は抗酸化作用があるため、活性酸素が引き起こす生活習慣病の予防に役立つ

クロロゲン酸はポリフェノールの一種で、抗酸化作用の働きがあります

活性酸素の働きを弱めることで、糖尿病やがんの予防、認知症の予防などに役立つとされています。

またコーヒーにはカフェインも含まれており、基礎代謝を高め脂肪燃焼につながる効果が期待できます。

コーヒーを直接飲む方が効果は大きくなりますが、大量のインスタントコーヒーを消費できます。

賞味期限切れやもう飲まないコーヒーを処分する手段としておすすめです。

ひろっぴー
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ただし、浴槽に色がついてしまうので入浴後はすぐにお湯をすて、洗うようにしましょう

染物として使う

Q:なぜ染めるのに効果的なの?
コーヒーに含まれるポリフェノールに染料成分が含まれているから
Q:どのように使うの?
インスタントコーヒーをお湯で溶かして、Tシャツや紙などに使用します。

以上がインスタントコーヒーを飲む以外の使い道です。

個人的におすすめなのはやはり「料理」ですね。

効果が実感しやすく、料理もおいしくなれば一石二鳥です(^^)

いつかチャレンジしてみたいのは「コーヒー風呂」ですね(;^ω^)

ひろっぴー
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自分がやってみたいと思う使い方がありましたら、ぜひ一度試してみてください。

【まとめ】美味しさにこだわるならレギュラーコーヒーがおすすめ

この記事のまとめ
  • インスタントコーヒーが美味しいと答えた方は全体の62%
  • 美味しくないと答えた方は全体の38%
  • 美味しくない理由は「風味や香りがない」など
  • インスタントコーヒーを美味しくする方法は5つある
  • 飲む以外にも別の使い道は5つある

アンケートの結果を見ていくと、インスタントコーヒーの良いところは次の2点だと分かりました。

  • すぐに飲めること
  • 安価であること

この結果からインスタントコーヒーがおすすめの方、そうでない方は以下のようになります。

インスタントコーヒーがおすすめの方
  • 時間をかけずにサッとコーヒーを飲みたい方
  • 場所を選ばずにコーヒーを楽しみたい方
  • リーズナブルな価格のコーヒーを飲みたい方
インスタントコーヒーをおすすめできない方
  • 美味しくないと感じる方
  • 少し時間をかけてでもおいしいコーヒーを飲みたい方
  • 値段が少し上がってもおいしいコーヒーを飲みたい方

正直「味」というものは、個人の感覚にかなり左右され評価が分かれるところです。

おいしい、まずいという判断はその人がどう感じるかによるもので、一概に決められるものではないと感じました。

その中で一つお伝えしたいことはインスタントコーヒーにはメリット、デメリットがあるということ。

両方を理解して、あなたのライフスタイルや価値観にそったコーヒーを選んでいくことが大事ですね

【追記】アンケート調査で分かったこと

アンケート調査を分析している中で気づいたことがあります。

それは皆さんインスタントコーヒーとあるものを比較して評価しているという事。

あるものと比べて「香りや風味が全く違う、味がない」と言っているわけです。

あるものとは一体何でしょうか?

そうです、レギュラーコーヒーです。

レギュラーコーヒーとは?
インスタントコーヒーとの違いは?

レギュラーコーヒーは、コーヒー生豆を焙煎した(炒った)コーヒー炒り豆、もしくはコーヒー炒り豆を挽いて(砕いて)粉にしたものです。

レギュラーコーヒーを飲むには抽出器具で濾したりすることが必要で、そのままお湯には溶けません。

インスタントコーヒーは、レギュラーコーヒーの抽出液から水分を除去し、顆粒状にしたものであり、お湯に溶けます。

参考URL:UCC公式サイトより引用

豆を挽き、ドリッパーを使って、ていねいに淹れることでコーヒー豆本来の美味しさを味わうことができます。

当然ながら、インスタントコーヒーとは苦み、酸味、香り、後味などに差が出てきます

インスタントコーヒーはその製法上、どうしても本来のコーヒー豆が持つ苦みや香りが失われてしまいます。

よって、レギュラーコーヒーの方が美味しいと感じるワケです。

一度美味しいレギュラーコーヒーを味わうと、もうインスタントコーヒーには戻れないという方もいらっしゃいます。

それくらいインスタントコーヒーとレギュラーコーヒーは違うものなのです。

私も時間を作ってレギュラーコーヒーを飲むようになりました。

外出先で出された時くらいしかインスタントコーヒーは飲みません(;^ω^)

もし、あなたが美味しさにこだわるならレギュラーコーヒーをおすすめします。

おいしいレギュラーコーヒーに興味がある方は一度こちらをチェックしてみてください。

ひろっぴー
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ランキング形式になっているのでおすすめの商品がわかりやすくなっています。