「挽いたコーヒーを自分で淹れて飲みたいけど、一人分って何グラムくらいなの?」
「人数が増えると、単純に倍に増やせばいいの?」
「簡単に一人分のコーヒーをはかる方法が知りたい」
この記事ではこのような疑問にお答えします。
おいしいコーヒーをいれるなら、適切な分量を知ることが重要です。
毎回適当にはかっていると味にバラつきが出てしまいます(;^ω^)
せっかくのコーヒーがもったいないことになりかねません…。
そこで、この記事ではコーヒー1人分は何グラムが適量なのかお伝えします。
ほかにも以下のことが分かります。
- 抽出方法別に分けたコーヒー豆の適量
- コーヒー豆を正確にはかる方法
- アイスコーヒーの豆の量
- お湯の適量
私の個人的な意見だけでなく、100名の方にアンケート調査を行いました。

一般的なグラム数を知ることであなたにピッタリの分量が分かり、コーヒー豆が持つ本来の味を引き出せるようになりますよ!

アンケート調査の結果、10g使用している方が多かったです。
【アンケート調査の結果】コーヒー豆一人分の量は10gがもっとも多い

アンケート調査の結果、コーヒー豆一人分として使用している量は「10g」がもっとも多いことがわかりました。

- 6g:1名
- 7g:1名
- 8g:4名
- 9g:1名
- 10g:47名
- 12g:13名
- 13g:1名
- 15g:22名
- 20g:7名
- 25g:1名
- 30g:2名
10gと回答した方が47名と約半数を占めています。
次に多いのは15gで22名。
分析してみると、83名の方が10~15gと回答しています。
よって、一般的な使用量としては10g~15gが妥当な範囲だといえますね。

10g使用している方がもっとも多いとわかった上で、何mlのコーヒーを作っているのでしょうか?
結果として180mlが一番多いことがわかりました。

- 40ml:1名
- 100ml:2名
- 120ml:9名
- 130ml:4名
- 140ml:5名
- 150ml:7名
- 160ml:1名
- 170ml:1名
- 180ml:10名
- 200ml:5名
- 250ml:1名
47名中10名が「180ml」と回答しています。
次に多いのは120mlで9名となっています。
100ml~150mlの間に27名が入っており、濃いコーヒーを好まれる方が多い印象があります。
あっさりとしたコーヒーが好みであれば180ml~200mlがおすすめ。
コクのあるコーヒーが好みであれば100ml~150mlがおすすめです。

お湯の量を増やせばコーヒーの濃度は薄くなります。
抽出方法別に何グラム使っているか調べてみた

コーヒーにはいくつかの抽出方法があります。
その方法によって使用するグラム数が違うのか調べてみました。
具体的には以下の抽出方法別に統計をとりました。
- ペーパードリップ
- コーヒープレス
- ネルドリップ
- マキネッタ
- サイフォン
- 金属フィルターでのドリップ
- エスプレッソ

ペーパードリップの場合、10gでいれる方がもっとも多い結果となりました。
- 6g:1名
- 8g: 4名
- 9g: 1名
- 10g:42名
- 12g: 11名
- 15g: 16名
- 20g: 5名
- 25g: 1名
- 30g: 2名
10g使用する方でもっとも多い抽出量は180mlでした。
- 100ml:1名
- 120ml:9名
- 130ml:4名
- 140ml:5名
- 150ml:6名
- 160ml:1名
- 170ml:1名
- 180ml:11名
- 200ml:2名
- 250ml:1名
次に多いのは120mlで9名いらっしゃいました。
10g使用して120mlは結構濃いコーヒーになりますので、しっかりコーヒーの味を楽しみたい方におすすめです。
あっさりしたコーヒーをたくさん飲みたい方は180mlがおすすめです。

ちなみに抽出方法としてペーパードリップを利用する方がもっとも多く、全体の約80%を占めていました。

コーヒープレスの場合、10g使用する方が多いようです。
- 10g:2名
- 20g:1名
10g使用する方は100mlもしくは200mlで淹れています。

ネルドリップの場合、15gで淹れる方が多い結果となりました。
- 7g:1名
- 12g:1名
- 13g:1名
- 15g:2名
15g使用している方は150mlもしくは200mlで淹れていることがわかりました。

マキネッタの場合、10g使用し140mlで抽出するという方が1名いらっしゃいました。

サイフォンの場合、10g使用し200mlで抽出すると回答された方が1名いらっしゃいました。

金属フィルターでのドリップで抽出している方は3名いらっしゃいました。
それぞれ10g、12g、15gと回答されています。
抽出量は以下の通りです。
- 10g:200ml
- 12g:120ml
- 15g:200ml

これまでのアンケート調査を分析した結果をまとめると以下のようになります。
- コーヒー一人分として「10g」使用している方がもっとも多い
- 10g使用している方は「180ml」抽出している方が多い
- ペーパードリップで淹れる方がもっとも多い(全体の約80%)
- ペーパードリップの場合、10g使用で180mlが多い
アンケート調査の結果を分析していく中で、一般的な目安は「10g使用で180ml抽出」だとわかりました。
ただ、全体的にバラつきがあり、
「個人で好みは違うのだな~」
という印象を持ちました。
ちなみに私は10g使用で150mlいれています。
コーヒーの濃度や飲む量としてちょうど良いと思うからです。
焙煎度やコーヒー豆の種類によってお湯の量を増減することもあります。
あなたが美味しいと感じる分量を色々試してみてください。

まずは10g使用・180mlで淹れてみて、好みの味に近づけていきましょう!
アイスコーヒーの豆の量も一人分で10g

ホットコーヒーだけでなく、アイスコーヒーを飲みたい時もありますよね。
その際に豆の量はどうしたら良いのでしょうか?
結論は「ホットコーヒーと同じ豆の量でOK」です。
豆の量は変えずにお湯の量を少なくし、濃く抽出することがポイント。
なぜなら、氷でコーヒーの濃度がうすくなることを計算に入れているからです。
具体的にはお湯:氷の比率を6:4で作るようにしましょう。
例えば、豆10gで180mlのアイスコーヒーを作る場合、
お湯:氷 = 108ml:72gの比率にします。
- グラスに72gの氷を入れておく
- コーヒー10gを108ml抽出
- コーヒーをグラスに注ぐ
- 氷とコーヒーを混ぜて完成
このような手順となります。
重さをはかるのがちょっと面倒かもしれませんが、アンケート調査では10gを使用して180mlが多かったので、まずはアイスコーヒーも同じ分量で作ってみてはいかがでしょうか。

コーヒーの量を調整するとき、比率は変えないことがポイントです。

コーヒーを家族や友人などに振る舞うこともあるかと思います。
例えば2杯分のコーヒーをいれる場合、豆の量は単純に2倍にすればよいのでしょうか?
答えとして2杯目までは倍増でOK、3杯目以降は0.8倍がおすすめです。
コーヒーという飲み物は豆の量を増やせばその分抽出される成分が多くなるため、3杯以上淹れる分量だと十分においしさを引き出すことができます。
よって豆の量を多少減らしても相違ない味を再現できます。
【具体例】
1杯目につき10g150mlで作る場合、5杯目までの豆の量を表にしてみます。
コーヒー(杯) | 豆の量(g) | お湯の量(ml) |
1杯目 | 10 | 150 |
2杯目 | 20 | 300 |
3杯目 | 24 | 450 |
4杯目 | 32 | 600 |
5杯目 | 40 | 750 |
お湯の量は倍増していきますが、3杯目以降の豆の量は少なくなっていきます。
【計算方法】
3杯目の場合:10g×3杯×0.8倍=24g となります。

一度に複数人のコーヒーを淹れる場合に覚えておくと便利ですよ
コーヒー豆一人分のはかり方は主に3つ

コーヒー豆をどれくらい使用したら良いのか分かったところで、どうやって量れば良いのでしょうか?
はかる方法として主に3つあります。
- スケール
- メジャースプーン
- マグカップの上にドリッパーを置く
- 大さじ

スケールとは「はかり」のことです。
gが表示されるので、正確に量ることができます。

コーヒーをはかる為の専用のスプーンが「メジャースプーン」です。
一杯につき何グラムと決まった分量をはかることができます。

ご家庭にある大さじでも量ることができます。
例えば、10gでしたら大さじ3杯程度が目安です。
スケールやメジャースプーンよりは大雑把な量り方になってしまいます。
おすすめはスケール(はかり)を使うことです。
スケールだと正確にはかれるので、常に一定の分量でコーヒーをいれることができます。
いちいちスケールを使ってはかるのは面倒くさいところもありますが、おいしいコーヒーを飲みたい方は試してほしいですね(^^)
コーヒー豆は焙煎度によって重さが変わるので注意!

コーヒー豆は焙煎度によって「重さ(g)」が変わります。
なぜなら、コーヒー豆1粒の密度は焙煎度によって変わるから。
例えば、深煎りの豆は焙煎時間が長いため豆に含まれる水分量が少なくなり、軽くなります。
深煎りの豆と浅煎りの豆を同じ10gで比較してみました。


このように同じ10gでもスプーンに乗せると豆の量が違うのがわかります。
深煎りの方が豆一粒の重さが軽いのでたくさん載っています。
よってメジャースプーンや大さじなどで「すりきり1杯で○○g」と思い、量ってしまうと正確ではないことがあります。
※粉で量る場合は体積に差がでないので、この限りではありません。
結論:豆から挽いてコーヒーを淹れる方はスケール(はかり)を使用しましょう。
重さを正確にはかることができますからね。
コーヒー一人分の水の量(お湯の量)は180mlがおすすめ

ここまでコーヒー豆の重さについて様々な角度から掘り下げてお伝えしてきました。
コーヒー豆と同じくらい重要なのが「お湯の量」です。
極端に言えば、お湯の量を増やせばコーヒーは薄くなりますし、減らせば濃くなります。
では、一人分のお湯の量はどれくらいが適量なのでしょうか?
アンケート調査では「10g使用で180ml」がもっとも多い結果となりました。
ただ、120mlや150mlで淹れる方も多数いたので、本当に好みによって湯量は変わると言えます。
お湯の量についてはより詳しく調べた記事がありますので、よろしければこちらも参考にしてみてください。

【まとめ】コーヒー豆の量は味の好みによって変わる

- アンケート調査の結果、一人分は10g使用している方が多い
- 10g使用で180ml抽出している方が多い
- 濃いめのコーヒーが好きな方は120ml~150mlがおすすめ
- 抽出方法によって使用する豆の量やお湯の量は違う
- コーヒー豆を正確にはかる方法はスケール(はかり)がおすすめ
- 焙煎度が深くなるほどコーヒー豆は軽くなる
- 淹れるコーヒーの量が増えるほど豆の量は少なくなる
ここまでアンケート調査を分析した事実を整理してお伝えしてきました。
最後に一つだけ申し上げたいことがあります。
それは一般的な回答はわかったとしても、それがあなたにとって絶対おいしいコーヒーだとは限らないことです。
アンケート調査の分析を進めるほど、色々な分量でコーヒーを楽しんでいる方がたくさんいることに気づきました。
濃いコーヒーが好きな方もいれば、あっさりとしていて量が多めが良いという方もいます。
大事なことは色々な分量をご自身で試してみることです。
その中で、あなたが一番おいしいと感じた分量が正解です。
その正解にたどり着くために、まずはアンケート調査でもっとも多かった「10g使用・180ml」で飲んでみてはいかがでしょうか。
濃いと感じたら豆の量を減らしたり、お湯の量を増やすことで調整できます。
そうやって、あなたにピッタリの味を追求していくことがコーヒーを楽しめる要因になると思います。
では、美味しいコーヒー豆はどうやって選べばよいのでしょうか?
品質が高く、あなたの好みにあったコーヒーを選ぶことが重要です。
とはいっても簡単に探せそうにないですよね(;^ω^)
どうやって探せば良いのかも分からないですし…。。
そこでおすすめなのが、自動であなた好みのコーヒーを選んでくれるサービスを利用すること。
今は質問に答えるだけであなたにピッタリのコーヒーがわかるサービスがあるんですよ。
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