この記事ではコーヒー10gに対してどれ位のお湯を使用すれば美味しいコーヒーが飲めるのかをお伝えします。
「コーヒーをいれる際のお湯の量ってどれ位が適量なの?」
「正確にお湯の量をはかる方法ってある?」
このような疑問にお答えします。
おいしいコーヒーを飲むコツは正しい分量で入れることです。
ただ適当に入れていても味にバラつきが出てしまいます。
それではせっかくのコーヒーがもったいないですよね(;^ω^)
そこで、この記事でコーヒー10gに対してお湯を何ml使用すればよいのかお伝えします。
- コーヒー10gに対して何mlのお湯を使えばよいのか?
- おいしいコーヒーをいれる為のコーヒー豆とお湯の比率
- お湯の量を正確にはかる方法
- コーヒー豆の量を正確にはかる方法
私の経験だけでなく、実際にアンケート調査を行い、ほかの方が普段どれくらいの分量でコーヒーを入れているのか調べてみました。
アンケートの結果をもとに適切な比率も割り出したので参考になると思います。
これでコーヒーの量を増やした場合でもお湯の量を調整できるようになります。

正しい分量を知っておくことで、いつでも豆の美味しさを引き出せるようになります。
コーヒー10gに対して注ぐお湯の適量は120ml~150ml!黄金比は1:12~1:15!

結論から申し上げますと、コーヒー10gに対して適切なお湯の量は120mlから150mlです。
50名の方に普段コーヒーをいれる際のコーヒー豆の重さとお湯の量を答えていただきました。
【アンケートの一部】
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【回答の一部】

例えば、10gに対して120ml使用している方の場合、コーヒーとお湯の比率は1:12となります。
このように比率からお湯の量を割り出し、多くの回答があった分量は120ml~150mlでした。
【アンケート結果のグラフ】

- 120ml 12名
- 125ml 2名
- 130ml 7名
- 140ml 3名
- 150ml 10名
50名のアンケート調査のうち120ml~150mlと答えた方は34名。
全体の68%を占めます。
以上の結果より、120ml~150mlでコーヒーを淹れている方が多いといえます。
比率で表すと以下のようになります。
【コーヒー豆とお湯の比率】
コーヒー豆(g) | お湯の量(ml) |
1 | 12~15 |
コーヒー豆1gに対し、12~15mlお湯を注げば良いということです。
仮にコーヒー豆10gを使用する場合、120ml~150mlのお湯になります。
同じコーヒー豆の重さであれば、お湯の量を調節することでコーヒーの濃度を好みの味にすることができます。
濃いコーヒーが好きな方は120ml、量をたくさん飲みたい方は150mlがおすすめです。

ちなみに私は150mlお湯を使用しています。濃さもちょうど良く、できればたくさん飲みたいので(^^)
コーヒーのプロが推奨するお湯の量も調べてみた!

また、コーヒーのプロとして活躍されている方々も推奨しているお湯の量も調べてみました。
その結果、おおよそ120ml~180mlだとわかりました。
コーヒーのプロ | 推奨しているお湯の量(ml) |
DayDripCompany代表 黒田悟志さん | 120ml |
ワールドバリスタチャンピオン 井﨑英典さん | 160ml |
UCC株式会社 | 140ml |
小川珈琲株式会社 小林康人さん | 120ml |
スターバックスコーヒー | 180ml |
アンケート調査だけでなく、コーヒーのプロの方々や会社が推奨している分量が120ml~180mlであればより説得力が増しますね(^^)
ですが、これが絶対というわけではありません。
まずは120ml~180mlで作ってみて、より自分の好きな濃さに近づけていけばよいと思います。
例えば、
「150mlで飲んでみたけれど少し濃いな」
そう思うのであれば、次は200mlにしてみるなど。
色々試しながら好きな味を探していくことで、よりコーヒーを楽しめるようになりますよ(^^)
アイスコーヒーのお湯の量はホットの60%

ここまでお伝えしてきたお湯の量は「ホットコーヒー」をいれる場合です。
夏場はアイスコーヒーも飲みたくなりますよね?
アイスコーヒーを作る際のお湯の量もお伝えします。
結論から申し上げますと、ホットコーヒーのお湯の60%を使います。
例えば、10gで150mlのアイスコーヒーを作る場合。
お湯の量は150×60%=90mlで良いことになります。
残りの60mlは氷として使用します。
アイスコーヒーは氷を使った飲み物です。
氷をコーヒーに入れると濃度が薄くなります。
お湯の量を少なくして抽出することで濃いコーヒーができあがり、氷によって薄まる分をカバーします。

あらかじめ氷をグラスに入れておき、60%のお湯の量で抽出したコーヒーを注げば美味しいアイスコーヒーの完成です!

お湯:氷の割合は6:4と覚えておきましょう(^^)
コーヒーが15g・20gでも比率に合わせてお湯の量を調整すればOK

コーヒー豆の量を増やしたとしても1:12~1:15の割合でお湯の量を増やしていけばおいしいコーヒーが飲めます。
例えば、10gで150mlを使用していた場合、15gだと225ml、20gだと300mlにすればOKです。
【コーヒー豆に対するお湯の量】
比率 | コーヒー豆(10g) | コーヒー豆(15g) | コーヒー豆(20g) |
1:12 | 120ml | 180ml | 240ml |
1:13 | 130ml | 195ml | 260ml |
1:14 | 140ml | 210ml | 280ml |
1:15(おすすめ) | 150ml | 225ml | 300ml |
黄金比が分かっていれば、計算も簡単ですね!
比率を頭に入れておくと複数人のコーヒーを淹れる際に便利です。
お湯の量がすぐに分かるからです。

そのためにはあなたの中でベースとなる比率を決めておきましょう!
おすすめは1:15です。
計算もしやすいのでサッと作ることができます。
薄すぎず、濃すぎずちょうど良いコーヒーに仕上がると思います(^^)
さて、ここまで使用するお湯の量についてお伝えしてきましたが、そもそもお湯はどのように量れば良いのでしょうか?
正確に量らないとここまで学んできたことが無駄になってしまいます(;^ω^)
次の見出しではお湯の計り方についてご紹介します。
コーヒーに注ぐお湯の量のはかり方2選

お湯の量り方は2種類あります。
- スケール(はかり)を使う
- 計量カップを使う

スケールとは「はかり」のことです。
今では電子式のスケールが主流となっています。

このようにカップの上にコーヒー豆をいれた状態で「0」に設定することでお湯の量をはかることができます。
デジタル式で数値が見やすいため正確にお湯の量がわかり、適切な量のコーヒーを抽出可能です。

身近にあるものとしては「計量カップ」を使う方法があります。

あらかじめコーヒーに使用する水の量をはかります。
あとはポットなどにいれて沸騰させるだけ。
湯気などで多少は量が変化しますが、サッとはかりたい時におすすめです。
以上、2つの量り方をご紹介してきました。
個人的にはスケールで量ることをおすすめします。
なぜなら、お湯は一度に注がず2~3回程度に分けて注ぐのが基本だからです。

分けて注ぐときもキチンと量ることが重要。
スケールを使うと今何ml注いでいるのかわかります。
計量カップの場合、どうしても目分量になってしまいます(汗)
よりおいしいコーヒーを飲みたいのであればスケールを1台持っておきましょう。
おすすめのスケールはコチラ↓

CHURACY コーヒースケール タイマー付き
値段が他のスケールと比べてリーズナブルだったので、購入。1年以上使っていますが、全く問題ありません。コーヒーの量だけでなく、時間も計れるのがとても便利!
コーヒー豆の量り方2選

さて、お湯を量る方法が分かったところで、次のギモン。
「コーヒー豆はどのように量るの?」
そう思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
当然ながらコーヒー豆も正確にはかることが重要です。
お湯の量とコーヒー豆の比率があっていなければ、せっかく量ったお湯も意味をなしません。
コーヒー豆の量り方は次の2通りです。
- 計量スプーンを使う
- 大さじを使う

コーヒー豆をはかるための計量スプーンというものがあります。
私が持っているこちらの計量スプーンはすりきりで8gになるよう設計されています。
重さを量らなくても分かりますので便利です。
もし10g量りたいのであれば、コチラがおすすめです↓

ご家庭にある大さじでもはかることができます。
大さじの場合、10gであればすりきりで3杯程度です。

1杯何グラムなのか知っておくと調整もしやすくなります。

個人的には計量スプーンを1つ持っておくだけで、何も考えずにはかれますのでおすすめです。
コーヒー豆のはかり方についてはこちらの記事でより詳しく解説しています。
実際に量った様子も公開していますので、一度チェックしてみてください。
コーヒーの注湯量と抽出量の違いは重さ!基準を決めることが大事!

コーヒーを淹れる際によく耳にする言葉が「注湯量」と「抽出量」です。
この2つの違いは何でしょうか?
注湯量とはその名の通り、注ぐお湯の量のことです。

抽出量とはコーヒーとしてサーバーやカップに落ちてくる量のことです。

コーヒーの粉にお湯を通すと、水分がコーヒーに吸収されます。
よってわずかではありますが、注湯量と抽出量はその分量が違ってきます。
大事なポイントは普段コーヒーを淹れる際に注湯量と抽出量どちらを基準にしておくのかということです。
これまで詳しく解説してきた内容は当然ながら注湯量(注ぐお湯の量)のことになります。
よって、注湯量に基準をおいて実際に淹れていただくとお伝えしてきた内容が役立つかと思います。

どちらを基準にしても正しい分量で淹れることがブレないコーヒー作りのポイントです。
【まとめ】あなたの好みに合ったお湯の量を見つけよう!

- コーヒー10gに対するお湯の量は120ml~150mlがおすすめ
- アイスコーヒーのお湯の量はホットの60%でOK!残り40%を氷にする
- コーヒーとお湯の比率を知っておくと量が増えても調整できる
- お湯の量り方は「スケール」か「計量カップ」が便利
- コーヒー豆の量り方は「計量スプーン」か「大さじ」が便利
- 注湯量と抽出量どちらを基準にするか決めておく
コーヒー10g使用する場合を想定して、お湯の量やその量り方などをお伝えしてきました。
まずは、この記事でお伝えしたお湯の量を試してもらい、自分の好きな量を探していくことが大事です。
薄いと感じたらお湯の量を減らしてみる。
濃いと感じたらお湯の量を増やしてみる。
こうやって調整してくことで、あなたにピッタリのコーヒーの味が見つかります(^^)

ちなみに私は10gの豆で150ml抽出しています。
妻の分も淹れますので、20gで300mlのコーヒーを毎朝作っています。
今日はどのコーヒーにしようかなとその日の気分で選び、決まった分量でていねいに淹れたコーヒーは朝の時間を豊かにしてくれます。
私の場合、コーヒー:お湯の量=1:15と決めているので、
「ええっと今日は何ml注いだらいいんだっけ?」
と迷うことがありません。
- 1湯目に60ml
- 2湯目に120ml
- 3湯目に120ml
このように決めているので、味がブレることなく毎日コーヒーを楽しんでいます。
美味しく淹れるコツは正しく量ること。
そして、おいしい豆を選ぶことも大切です。
おすすめのコーヒー豆はこちらでチェックしてみてください。
私が実際にすべて飲んでみておいしいと思ったコーヒーを紹介しています。
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あなたのコーヒーライフにこの記事がお役に立てれば幸いです。